日本人は睡眠時間を削ってガツガツに仕事をするケースが多いです。
「寝る時間を惜しんで頑張る」というのは、ビジネスマンの鏡のような姿ですが、実はパフォーマンス的に言えばものすごく効率が悪い事をしています。
は?やったぶんだけ、良いにキマってるでしょ?
そう思う人もいるかもしれません。私もそう思っていました。
でもこれは脳科学的に不効率であることが証明されています。
それに、なだたる成功者達も実はシッカリと睡眠をとっている……と知れば、考え方が変わるのではないでしょうか。
(意外とデキない人に限って夜寝る時間も惜しんでオラオラ~!と頑張っているものです)
今回は睡眠のススメです。
ビジネスで成功したいと思っている人、仕事で集中力が続かない人はぜひ、ご覧くださいませ。
睡眠でパフォーマンスUPしましょう!
睡眠が少ない=脳が酔っている=集中力が奪われがち
睡眠が足りないと、集中力を司る部分(前頭葉)が酔っている状態になります。
もちろん、私達は酔っている感覚などはありませんが(笑)
慢性的に睡眠時間が6時間を下回るようになると、ストレスや刺激に反応しやすくなります。
そのため意識がアチラソチラに向いてしまい、集中力がなかなか続きません。
つまり集中力が無い=作業がはかどらないということになります。
よく、試験の前とかに「徹夜した」「一睡もしていない」ということがありますが、これはアウトプットの質が悪いです。
脳は”忘れる”ようにできているので1日も経つと7割近くを忘れます。だから徹夜しておぼえたことなんて一度寝たら大半は忘れてしまうんですね。
質の高いアウトプットをするには寝ることが大事です。
寝る時間を削って仕事をすれば、気概を示すことはできますが、成果は高めることはできません。
なんで寝ると効率が高くなるの?
脳は寝ている時に集中力の回復と記憶の定着を行っています。
まず記憶の定着からですが……
寝るまでの間にあらゆる情報が脳に集まってきますが、寝ている間に残すべき情報、いらない情報を脳が取捨選択しているのです!
寝ている間は外から情報が入ってこないので、その間に記憶を定着させているんですね。
次に集中力の回復です。
寝ている間、脳は疲労回復や神経細胞を強化しています。
疲れが取れるだけでなく、神経が筋トレしているかのようにパワーUPを行っているんです!
これで睡眠を確保すると効率が高くなる理由がわかりましたよね。
- 情報の記憶定着
- 疲労回復
- 神経細胞の筋トレ
睡眠時間をたくさん取ることで、記憶が定着し、集中力も磨かれます。
ちなみに東大生合格の受験生は平均7時間近くの睡眠をとっているというデータもあります。
難関受験だからと、寝る間も惜しんでガツガツと勉強しているのではないんですね。
規則正しい生活をして、勉強して睡眠もとる……これが集中力を高めて、高いパフォーマンスを発揮するカギとなっています。
何時間寝ると良いの?
人には3種類の睡眠タイプがいます。
まるでポケモンみたいですが、ホントにそう分類されています。
- ミドルスイーパー(人口の8割):7~8時間で回復
- ショートスイーパー(人口の1割):3~4時間で元気
- ロングスイーパー(人口の1割):10時間ほどで回復
大体の人はミドルスイーパーに属していることがわかります。
かなり少数派のショートスイーパーはなんと3~4時間の短時間睡眠で元気になる人達です。有名人だとエジソンやナポレオンがこれに当たるそうです。
そしてコレも少数派のロングスイーパー。コチラはなんと10時間!アナタの周りにも「長く寝ないとダメなんだよ」という人がいると思います。そういう人はコレに該当するかもしれませんね。(もしかしたらただ起きたくないだけかもしれませんが笑)ロングスイーパーで有名なのはアインシュタインです。アインシュタインは寝室にカギをかけて誰にも邪魔されないようにして10時間は眠っていたといいます……
ミドルスイーパーは訓練次第で6時間くらいまで睡眠を削れると言われています。でもショートスイーパーまで短時間にするのはムリ。時間を有効活用したいと願ってショートスイーパーになろうとしても必ずムリが生じると言われています。
つまり世の中の8割の人は7~8時間の睡眠が必要ということですね。
もし電車とかに乗って、ガッツリ深い眠りにつくようであれば睡眠時間を考えたほうが良いかもしれません。
自分がどのタイプかを見極めるのが重要ですね。
大体7~8時間の睡眠をとっておけば間違いないでしょう。
【補足】どれだけ寝たかよりも、何時に寝たかが大事
今の時代、深夜1時、2時にねるのが当たり前……という人も多いです。
夜に仕事が終わってから、クラブに行ったり、飲みに行ったり、カラオケに行ったり、趣味を楽しんだりと……これらは悪いことではありません。仕事のストレスを発散することは大切です。
しかし……
仕事・ビジネスを効率化させたいなら、これらは逆効果。仕事のストレスを、夜にイエーーイ!!と発散させても次の日の作業効率は良くならないのです。
実は、睡眠時間を確保するのも大切なのですが、早めに寝て睡眠の質を高めるのも同じくらい大切なんです。
人は古来から朝早く起きて早く寝るのが習慣です。そのリズムが遺伝子レベルで体にインプットされているので、夜寝るのが遅いのは体のパフォーマンスを低下させます。
よく夜型人間の人が「慣れた」とか「なんともない」と言いますが、そのような生活をしていると、長い目で見た時に病気を発症しやすかったり、太ったり、肌が荒れたりと、必ず悪影響が出てきます。
で、何時に寝るのが大切なのかというと、夜の10時から夜中の2時です。この時間の間に深い眠りに落ちていると最高です。
は?10時に寝れるワケないでしょ。仕事も終わってないし!
という人もいるかもしれません。でもできるだけその時間内に寝れるようにするとパフォーマンスが上がります。
この夜10時~夜中の2時はゴールデンタイムと呼ばれ、様々な良いことがあります。
集中力の回復・記憶の定着・記憶力UP・肌がキレイになる・太りにくくなる・ハゲにくくなる……等など
作業効率が上がるだけでなく、美容面でも効果を発揮しているのです。
つまりゴールデンタイムなワケですね~。
その時間帯に中々寝れないという人が多いですが、実際は娯楽や趣味の時間に長時間を費やしていることが多いです。娯楽を楽しむのも良いことなのですが、本気でパフォーマンスUPを考えているなら早く寝るようにすべきです。
ハゲ防止、美肌効果、デブ防止と、魅力いっぱいです。
【まとめ】
- 睡眠不足は集中力・記憶力がDOWNする
- 睡眠は記憶の定着・集中力回復(UP)のために必要である
- 8割の人は7~8時間で回復する
- ゴールデンタイムは夜10時~夜中の2時
仕事が終わった後は趣味をしたり、飲んで語り合ったりなどすることが多いでしょう。これらでストレス発散をするのも良いことだと思います。
ただ、仕事効率を上げたい、ビジネスで成功したいと思ったら睡眠時間の確保は絶対にかかせません。本気で効率を上げて、自分を変えたいと思うなら睡眠時間の確保をするようにしましょう。
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